2013年3月3日(日) | プライベート
五線譜の上を泳ぐ – Swim Days
先月末に、南青山MANDALAで開かれたシンガーソングライター今泉ひとみさんのライブに行ってきました。
ことのきっかけは一昨年の秋ごろ、インターネットで目にとまったある映像でした。
自分の歌や演奏をYouTubeにアップしている人はたくさんいますが、今泉ひとみさんもその一人。女性では珍しい松山千春「恋」のカバーでした。
その澄んだ歌声とギター一本での弾き語りに惹きこまれ、たちまちファンになりました。
カバーだけでなく、オリジナル曲もたくさん投稿していて、ピアノやギターの演奏からミキシング、ビデオ編集まですべて一人でおこなうというマルチな才能の持ち主です。
ところが、いかんせん活動拠点は大阪ということで、インターネットで演奏を楽しむよりほかありませんでした。
そのひとみさんが、新作アルバム先行発売記念のミニライブを大阪と東京でおこなうと聞き、さっそくチケットをゲットしたというわけです。
当日は、micchyさん、Usshy’s motionさんと3人で会場を分け合うプログラムでしたが、大半が今泉ひとみさん目当てだったような気がします。
演奏曲は以下の通り。
- 父のハーモニー
- 雨の日のラブレター
- 恋 <松山千春カバー>
- 栄光の架橋 <ゆずカバー>
- 恋心
- ツナゴ
- Swim Days
あっという間の7曲で、もっと聴きたかったというのが率直な実感ですが、当のひとみさんは初の東京ライブということで、相当緊張していたようです。
それでも、争いはやめて平和のために手をつなごうと呼びかける「ツナゴ」(名曲!)や新曲「Swim Days」のラスト2曲は、ギター1本で情感たっぷりに歌い上げ、聴くものを魅了しました。
私としては、ひとみさんを知るきっかけとなった「恋」の生演奏を聴くことができ、大満足でした。
演奏後は、サインを求める長蛇の列ができました。私も最後から3人目まで待ちましたが、疲れた顔ひとつ見せず、気軽に写真撮影にも応じてくださったひとみさんに感激しました。
自身2枚目となるニューアルバムは、これまでにYouTubeで発表したオリジナル曲を新たに録音しなおした7曲に加え、2曲の新曲が収録されています。
ライブでも歌い上げたタイトルナンバーの「Swim Days」は、子どもの頃から歌が大好き、というひとみさんの人柄をそのまま歌にしたような曲。
Swin Daysって何だろうと思ったら、音符を魚に例えて「五線譜の上を泳ぐ」だそうな。その斬新な発想に、またまた感心しました。
ちなみにこのCDはAmazonでの限定販売で、CDショップでは取り扱っていないそうですが、ぜひ一聴をお勧めします。
夢は「全国ライブ旅」という今泉ひとみさんですが、東京にもまた、どんどん来てほしいと思います。
そして、透明感あふれるその歌の世界を、インターネットでもさらに大きく広げてほしいと期待しています。