2012年11月11日(日) | 活動日誌
健康は笑いから―きたく介護あんしんフェア2012
高齢化率が23区でトップの北区ですが、いい日、いい日の今日11月11日、赤羽会館を会場に「きたく介護あんしんフェア2012」が開かれました。
開会式では、花川区長のあいさつ、北区さくら体操、北区お口元気体操とプログラムが進みます。
そういえば、さくら体操で体を動かしたのは数年ぶりか。
11時からは、お目当ての記念講演。テレビでもおなじみ、三笑亭夢之助さんの登場です。
いつもは寄席で8分間の出番しかないという夢之助さん。今日はたっぷり1時間半の講演となります。お題は「健康は笑いから」。
前半は自己紹介をかねて、郷里の北海道富良野にまつわる話や落語家としてのキャリアを面白おかしく紹介。
笑わせ、笑わせ、時を忘れさせる話術は、さすが真打ちです。
後半は、人前での「あいさつ」の極意を紹介。とりわけ、人を笑わせるためのさまざまなテクニックを披露してくれました。
さて、その方法とは…?
噺家は笑いをとるために、5つの方法を駆使するそうです。
1つは、同じ言葉を繰り返しす「洒落(しゃれ)」です。うまくやればしっかり笑いがとれますが、「ダジャレ」のように意味のない似た言葉を繰り返すだけでは愛想をつかされてしまうので注意。
2つは、あり得ないことで笑いをとる「ナンセンス」です。こうくるかな、と思っていたら、まったく逆の方向に話が進み、「そっちかぁ」といわせるテクニックです。
3つは、一つ間違うと危ない「ジョーク」です。時として身体的な特徴にも触れたりすることがあり、すべると笑いどころか冷ややかな視線を浴びることもあるとか。「ブラックジョーク」なんて言葉もありますね。
4つは、誰もがほんわかと笑える「ユーモア」です。「ジョーク」は正反対に、誰も傷つかない笑いです。そういえば、まわりを楽しい雰囲気にする人を「ユーモアのある人」といいますよね。
5つは、機知に富んだ「ウィット」です。人に「なるほど」と思わせるのがウィットで、他の4つより高級なテクニックだそうです。「わはは」ではなく「ほほう」という笑いがとれるとのこと。
私も職業上、人前で話すことを求められる場面が多いので、とても参考になりました。やはり固い話ばかりしていては、耳を傾けてもらえません。
さて、記念講演のあとは、4階フロアの会場をひとまわり。大ホールのステージでは歌謡曲にあわせて体を動かし、介護予防につなげる「歌謡曲体操」が披露されていました。
北区医師会をはじめ、歯科医師会、ケアマネの会、特養施設長会、社会福祉協議会、高齢者あんしんセンターなどが展示をおこない、活動を紹介していました。
先日、ご相談のあった高齢者への対応でお世話になった地元の高齢者あんしんセンターのセンター長さんとも、ごあいさつしました。
保険料の高騰など、まだまだ問題も多い介護保険制度ですが、高齢化と利用者のニーズにふさわしい施策が提供できるよう、北区にもはたらきかけてゆきたいと思います。