2026年9月16日(水) | 活動日誌
区立特養やまぶき荘大規模改修工事 過大見積もりの真相は?
区立特養ホーム桐ヶ丘やまぶき荘大規模改修工事において、東京新聞が「予定価格の過大見積もりがあったのでは」と報じた問題について、北区は7月28日に検証結果を発表。この問題について15日に開かれた企画総務委員会で私が質疑した内容について、Q&A形式で紹介します。

Q. これほど大規模な積算の誤りが生じたのはなぜ?
A. 北区は予定価格の積算内訳約1000項目のうち、約200項目に過大・過少の見積もりの誤りがあり、差し引き約2000万円が過大に積算されていたことを明らかにしました。
その大きな原因は、区が積算を委託した民間事業者からの納品が遅れた上に、積算内訳に未記入の部分が残されており、入札に間に合わせるため区の職員が空欄を埋めた際に、適正価格から大きく乖離した数字が書き込まれてしまったことでした。これらの誤った数字が、区が予定価格を決定する際の点検でも見落とされ、結果として過大な積算となってしまったのです。
こうした背景に、年々大型の建設案件が増え、契約不調も続いている中で、予定価格の決定など契約事務を担当する営繕課の業務が増大し、同課の職員に大きな負担やプレッシャーがかかっている現状があります。
委託事業者からの成果品納品の遅れ、200か所にも及ぶ記載もれがあったという事情があるにせよ、最終的に東京都の積算基準からも大きく乖離した数字が残され、約2000万円も過大に見積もった予定価格を決定してしまったことについては、区に厳しい責任が問われます。
Q. 他の入札案件でも積算の誤りが生じていないか?
A. 今回の事案で、区が行う予定価格積算事務に対し、疑念や不信が広がっています。
一方で区は、これまでの予定価格積算事務において、委託事業者からの納品が遅れたり、空欄が発生したりした例はなく、今回が極めて特殊なレアケースであることを明らかにしており、通常の入札案件で、過大・過少の見積もりが発生することはないとしています。
Q. 検証結果の詳細を区民に公表すべきでは?
A. 区がホームページで公開した検証結果では、過大に見積もった総額も、過大・過少それぞれの項目・金額の詳細も示されておらず、区民が検証内容を正確に確認することは困難です。
私は、検証結果について、より詳細な内容を公開し、区民に丁寧に説明することを要求。区も、「さらにわかりやすく説明していくことは必要」と答弁しました。
Q. 区が意図的に予定価格をつり上げているのでは?
A. やまぶき荘の大規模改修費が約40億円と高額となっていることから、「税金が不当に使われているのでは」、「不正がなかったのか、きちんと検証してほしい」などの声もあがっています。
これに対し区は、「積算は東京都の積算基準に基づき算出しており、区が意図的に予定価格をつり上げている事実はない」と答弁しました。