2013年3月4日(月) | 活動日誌
東京外国語大学西ヶ原キャンパス跡地に記念碑
私が学んだ西ヶ原の東京外国語大学キャンパスが府中に移って、13年になります。
今日は、かつてこの地に外大キャンパスがあったことを記す記念碑の除幕式があると聞き、でかけてきました。
少し早く現地に着いたので、西ヶ原みんなの公園をぐるっと見学。
元のグラウンドは現在芝生の公園になり、学生課や教授棟があった高台には特養ホーム「飛鳥晴山苑」が建っています。
整備された外周道路には、きれいな梅の花も咲き乱れていました。
午後2時前になると、大学の関係者やOB、区の担当者ら除幕式の参加者が集まりだしました。
名刺交換などしているうちに、開始の時間になりました。まずは、外語大の亀山郁夫現学長があいさつにたち、この記念碑は長い外語大の歴史においてひとつの区切りになるだろうと、その意義を強調しました。
続いて、外語大の卒業生と在校生で構成する東京外語会の上原尚剛理事長があいさつし、西ヶ原キャンパスの思い出話などを紹介しました。
その後、除幕の儀式となり、学長、外語会の役員のみなさんが号令に合わせてロープを引っ張ると、真新しい記念碑がその姿をあらわしました。
記念碑が建てられた場所は、西ヶ原キャンパスのちょうど正門があったあたりになります。現在は、西ヶ原みんなの公園の入口になっているところです。
せっかくなので、私も記念碑の前で写真を一枚撮ってもらいました。
実は、外大が移転した後、地元では外語大イメージ継承施設を建設しようということで、土地の一角が確保されていました。
都電西ヶ原4丁目から大学に向かい、一番最初にぶつかる角、昔のキャンパスでいえば講堂の裏あたりの場所です。
しかし、継承施設として何を建てるか議論を重ねたにもかかわらず、なかなか結論が得られませんでした。
そうこうしているうちに、保育園の待機児問題が深刻化し、外大のためにとっておいた土地を区立認可保育園の建設に使おうということになってしまいました。
いま、その保育園、西ヶ原南保育園がこの4月の開園にむけて、いよいよ完成間近という時期にさしかかっています。
正面玄関はこんな感じです。
こちらは、建物の裏側になりますが、曲面の壁を使ったユニークなフォルムになっています。
このように、外大イメージ継承施設用地は保育園に使うこととなったわけですが、私はなんとか代替施設を残せないものかと、この間、議会でも繰り返し質問してきました。
当初のイメージ通りとはゆきませんでしたが、今回の記念碑完成は、西ヶ原キャンパスで学んだ外語大卒業生や関係者のみなさんにも、心から喜んでいただけることだと確信します。
お近くまで来られる際には、ちょっと足をのばし、ぜひ記念碑をご覧になって下さい。