2013年1月13日(日) | 活動日誌
アスリートとしてのモラルは?
今年も荒川の土手で「谷川真理ハーフマラソン」が開催されました。
わがマンションにも、朝9時前からアナウンスの大きな音が聞こえてきたので、さっそく会場へと向かってみました。
すでにメイン会場となる新荒川大橋野球場にはたくさんのランナーたちが集まってきていました。
大きな声の主は、DJ風のリポーターでした。中継タワーの上からレースの案内やゲストの紹介をしていました。
ロンドンオリンピックの男子マラソンにカンボジア代表として出る、出ないと話題になった猫ひろしさんも参加。インタビューを受けていました。
先行しておこなわれた親子マラソン、3kmコースに続いて、午前10時にハーフマラソンがスタート。
新荒川大橋の鉄橋下に設置されたスタート地点から、ランナーがいっせいに飛び出しました。見ているだけでもすがすがしい気分です。
と、その時、遠くの方に目を移すと、ある光景が飛び込んできました。
荒川の川沿いに茂っている草むらに向かって、何やら怪しい人影… これは、もしや!?
土手を下りて、水辺の方に近づいてみると、やはりそうでした。
男性ランナーが足を広げて、堂々と行為に及んでいました。
こちらの茂みでも、入れ替わりたち替わりに用を足しにくるランナーたちの姿が。
実は、この一帯は「北区・子どもの水辺」と呼ばれ、荒川の自然とふれあい、魚の観察や昆虫採集、野草遊びなどを楽しむ場所なのです。
地元の町会・自治会やボランティアのみなさんが常日頃からご苦労をされ、いつでも子どもたちが気持ちよく遊べるようにと整備している場所。
そうと知ってか知らずか、いずれにせよ、この行為は許されるものではありません。
1万人ものランナーが参加する大イベントですから、当然ながらトイレについても配慮はされているものと思います。
しかし、仮設トイレはこの通り長蛇の列。
大会に参加している大多数のランナーのみなさんは、アスリートとしてのモラルを持った方々だと思いますが、ごく一部の心ない人たちの行為によって大会そのものの品位が汚されてしまうのは、とても残念なことです。
来年以降も大会は開催されるのでしょうが、主催者にはこうした行為が繰り返されないよう、厳重な対策をお願いしたいものです。