2012年8月24日(金) | 活動日誌
まだまだ続く、官邸前行動
22日、野田首相はついに、原発再稼働反対を訴えてきた首都圏反原発連合の代表と面会しました。
毎週金曜夜の官邸前行動や7・16さようなら原発10万人集会、7・29脱原発国会大包囲など「原発ゼロ」を求めてきた国民の声と運動がついに首相を動かした結果です。
ところが野田首相は「中長期的に原子力に依存する体制を変えていくことを目標にしている」と従来の見解を繰り返し、ただちに原発をゼロにする決断を求めた反原連の要請に背を向けました。
こうなれば、官邸前行動は続けるしかありません。今日も、議員団会議の終了後、東京メトロ南北線で永田町へと向かいました。
国会図書館前を通り、憲政記念館の突き当たりに差しかかると、毎度おなじみの光景が。
警察車両が国会議事堂前までずらっと並び、正門前にはデモ参加者を威圧するような警察官。鉄柵を配置して、議事堂側には渡らせません。
この間の反原発の行動はきわめて平和的、紳士的なものです。なのに、これを敵視し「国会や官邸には近づかせないぞ」といわんばかりの対応はいかがなものでしょうか。
一方、行動の方は議事堂前のスピーチエリアにたくさんの人が集まり、コールと演説をくりかえしていました。
特に今日は、野田内閣が原子力ムラ出身の元役人らを原子力規制委員会の委員にすえる人事案を閣議決定した直後だけに、「原子力委員会人事案撤回!」のシュプレヒコールが一段と強く鳴り響きました。
私も可能な限り官邸前行動に参加していますが、最近では参加者が持ち寄る個性的なプラカードやデコレーションを見つけるのも、参加する楽しみの一つになっています。
原発の放射能から子どもを守ろうというこのプラカードも、デザインが美しく説得力があります。
まだまだ暑い日が続きますが、官邸前行動は政府や原発推進勢力との根くらべとなりそうです。
私たちが絶対にあきらめず、原発をゼロにするまでたたかいぬくことを示すため、来週もまた、この場所にかけつけたいと思います。