活動日誌

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北区日韓親善協会韓国ツアー記(その1)

7月27日から30日までの4日間、北区日韓親善協会の韓国ツアーに参加しました。

「熱い韓国」を体感することができた今回の旅の思い出を、ここに記しておきたいと思います。

今回のツアーは、私も理事をつとめている北区日韓親善協会の役員会で提案されました。最初は、はなからこの手の旅行は無理と決め込んでいましたが、日頃から懇意にしていただいている民団北支部の姜団長から熱心なお誘いを受け、思い切って参加を決めました。

私にとっては、韓国はもとより海外旅行は初めての体験。急いでパスポートを取り、インターネットで「初めての海外旅行」を検索したりしながら、ツアーに備えました。

はからずも、出発前ぎりぎりまで相談活動が飛び込んできて、荷造りを終えたのはちょうど出発の日の深夜0時でした。

第1日、空路釜山へ

朝5時に目を覚まし、6時過ぎに家を出発。赤羽駅から京浜東北線で日暮里まで行き、京成スカイライナーに乗り換えて成田空港へ。ノンストップの36分で、あっという間に第2空港駅に到着しました。

すでに集合場所のラウンジには、参加者全員が勢ぞろいしていました。

今回は、日韓親善協会の理事長でもある北区の山田副区長、姜団長はじめ民団北支部からの3人、自民党区議団から4人、ツアーコンダクターと私で、計10人のメンバーとなりました。

手荷物を預け、税関手続き、出国審査と見よう見まねでゲートをくぐり抜け、午前10時の日本航空957便に搭乗。釜山(プサン)の金海(キメ)国際空港までは、2時間足らずのひとっ飛びでした。

旅程

ここで、今回のツアーの旅程を紹介しておきましょう。

1日目は釜山を市内観光し、2日目が麗水(ヨス)市で開かれている2012世界博覧会の見学。最初の2日間は、釜山に宿泊します。3日目は安東(アンドン)市に移動し、世界遺産である安東河回村などを観光。夜は慶州(キョンジュ)で宿泊し、最終日の4日目、仏国寺など慶州市内を観光するというものです。

移動はすべて専用バスで、現地ガイドさんが4日間案内をしてくれます。

天気も上々とのことで、楽しい旅になりそうです。

金海空港から釜山市内へ

さて、金海空港に到着すると、すぐにガイドの劉(ユ)さんが出迎えてくれました。

小柄でチャーミングな劉さんは、流ちょうな日本語で私たちを歓迎してくれ、専用車に案内。手荷物を積み込んだら、さっそく出発です。車は、釜山の中心街にむけて走り出しました。

高層マンションが立ち並ぶ釜山市内の様子に目を白黒させているうちに、劉さんから紙幣の両替をすすめられました。これから4日間、買い物をするのには韓国の通貨、ウォンは欠かせません。

現在のレートは1円=約14ウォンとのことで、とりあえず2万円を出したら28万ウォンが返ってきました。

慣れないためか、いきなり大金を手にしたような錯覚に陥りました。

ロッテ百貨店、その前に腹ごしらえ

最初の訪問地は、釜山の中心地にある老舗デパート、ロッテ百貨店釜山本店ですが、その前に軽く腹ごしらえ。百貨店の脇にある料理店で食事をしました。

韓国ではどこでもキムチが無料と聞き、びっくり。なくなれば店員さんがごそっと盛ってくれます。そういえば、日本でも寿司屋のガリはいくら食べても無料。そんな感覚なのかなと、一人納得をしていました。

冷えたビールと冷麺が、胃の中を心地よくしてくれました。

さて、ロッテ百貨店にやってきました。日本なら三越とかそごう、高島屋といったところでしょうか。

エレベーターで8階まで上がり、免税店のフロアで自由時間に。買い物を楽しんでください、とのことでしたが、高級な腕時計やバッグ、化粧品などに一切興味のない私は、階段で1フロアずつ降りながら、家電や服飾、日用品などを見てまわりました。

それにしても、商標や値段がハングルで書かれている以外は、ほとんど日本と同じ光景。やはり地下は食品売り場でした。試食のキムチをすすめられ、ひと口ほおばるといきなり腕をつかまれ、これが安いよ、これを買ってゆきなよと、強引に日本語で迫られました。

黙っていても、日本人はすぐにわかるようですね。

釜山タワーから町並みを一望

続いて向かったのは、釜山タワーがそびえる龍頭山公園。釜山の顔ともいわれる広い公園ですが、芝生やベンチには男性の高齢者がたくさん日向ぼっこしていました。

ガイドの劉さんによれば、何もすることのない高齢者が毎日この公園のまわりに集まってくるそうですが、不思議と男性ばかりだそうです。

「龍頭山」というだけあって、竜がしっかりと公園を守っています。

そしてこれが釜山タワー。釜山が故郷だという姜団長から「釜山タワーなんて大したことないよ。昔の飛鳥山タワーみたいなもんだ」と聞いていた私は、あまりの印象の違いにしばし絶句。実際は120㍍の展望台を持つ、威風堂々のタワーでした。

ここまで来たからには、ぜひ上まで上ってみようとエレベーターに乗り込み、展望台へ。そこは360度、釜山の街並みを一望の下に見渡せる絶景の世界でした。

再び地上に戻り公園内を見渡せば、李氏朝鮮時代の武将で、朝鮮出兵を企てた日本軍から釜山を守ったとされる李舜臣(イ・スンシン)の銅像が建っていましたが、現在は修復の作業中でした。

また、ベンチの一つには日本でも人気を博した韓流ドラマ「冬のソナタ」のヒロイン、チェ・ジウの人形が。ここでロケでもおこなわれたのでしょうか。あまり似ていない人形ですが、記念にツーショットの写真を一枚。

国際市場、アリラン通り

次に向かったのは、国際市場です。その名の通り、ありとあらゆるものが売られている、活気にあふれた商店街です。

入口あたりには映画館がたくさん並んでいて、釜山国際映画祭もこのあたりが舞台ともなるとのこと。

そして、奥へ進んだ細い道が「アリラン通り」です。ここでは道いっぱいに屋台が広がり、若いカップルたちが冷麺などをすすっていました。

さらに奥に行くと、カバン、眼鏡、靴、洋服、雑貨など、所狭しと店がひしめく商店街に。日本のイメージでいえば、上野のアメ横という感じでしょうか。びっくりしたのは、どんなに混み合っているところでも、平気で荷物を積んだオートバイが入ってくること。このあたりの韓国交通事情については、のちほどあらためて紹介したいと思います。

市場の中を歩いていると、3歩足を出すごとに日本語で声をかけられます。完全に日本人相手の商売のようです。「このサングラスは大安売りで5万ウォン、3600円ね」と、ちゃんとレート計算までしてくれるのには驚きました。

露店の間から、先ほど昇った釜山タワーが見えました。

釜山コモドホテルにチェックイン

国際市場を後にする頃には、私たちツアー参加者の手に、みやげ袋がいっぱい。安くするといわれて、あれもこれもと買い求めた人もいたようです。

バスは続いて、宿泊地となる釜山コモドホテルへと向かいました。急坂の上に建つホテルは、古風で伝統的な出で立ち。入口では狛犬(?)のような石像が宿泊客を出迎えていました。

チェックインを済ませてシャワーで汗を落とし、ほどなく夕食の会場となるチャガルチ市場へ出かけることに。参加者全員で、また専用バスに乗り込みました。

韓国の交通事情

ここで、韓国の交通事情について一言。

車は日本と逆の右側通行であることは、バスに乗った瞬間にわかりましたが、日本では考えられないことが次々と起きました。

まず、目の前の信号が赤であっても、右折は自由にできることです。初めは赤信号をどんどん右折するので、「観光客を乗せているのにずいぶん無謀な運転をするものだな」と思っていましたが、青信号で直進していても、右から右折車がどんどん割り込んでくるので、これが韓国のルールかとびっくりしました。

また、駐車間隔が異様に狭いことです。あまりにぴったりと駐車するので、ドアが開くのかどうか、縦列駐車から抜け出せるのかどうか心配になるくらいです。

通行中も車間距離をほとんどとらず、すれすれに車をつけてきます。日本だったら「危ないじゃないか」と怒声が聞こえるところです。

路上駐車も自由で、まるで取り締まりはありません。中には走行方向と逆方向に車を停めてあるものもあり、唖然としました。釜山の大通りあたりでは、駐車させる係のような人が常駐していて、利用者は鍵を預けて停めてもらっているようでしたが、全国的にそうなのかはよくわかりません。

なお、釜山の町は坂が多いせいなのか、自転車に乗っている人はまったく見かけませんでした。

チャガルチ市場で海鮮鍋

さて、そうこうしているうちに、チャガルチ市場に到着しました。ここは港町、釜山の海産物が山のようにあふれている市場で、日本なら築地といったところか。

長屋のように続く露店に、カニやアワビ、タチウオ、ヒラメ、アワビなどが無数に並び、その場で手際よくさばいて売っています。生きた魚が跳びはね、ハマグリが身をよじらせているのを見るだけで、新鮮さはお墨付きです。

チャガルチ市場のすぐ裏側は釜山港。そう、あの「釜山港へ帰れ」で有名な港です。

待ちに待った夕食は、チャガルチ市場内の食堂での海鮮鍋。到着するやいなや、新鮮な魚介類で詰まった鍋に火が灯され、ほどなくぐつぐつと音を立てはじめました。

1日の疲れがふっとぶような料理に舌鼓を打ちながら、韓国ツアー初日の日程を終えました。