活動日誌

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再稼働反対―今週も雨の中、官邸前で抗議行動

大飯原発の再稼働に反対して毎週金曜日の夕方におこなわれている首相官邸前での抗議行動。先週に引き続く今回は、池内さおり衆院東京12区予定候補、そねはじめ前都議、議員団の同僚議員とともに参加してきました。

残念なことに、今日は天候悪し。地下鉄のホームから地上に出てみると、すでにポツリポツリと雨が落ちてきました。

先週は主催者発表で参加者が20万人となり、今日は相当な混雑を予想して永田町駅から官邸前をめざすことに。ところが、国会議事堂の裏手から直線で官邸に通じる道は警察によって使用禁止とされ、議事堂正面からぐるっと1周するコースに誘導されてしまいました。

なにしろ今日は、行く先々に警官がウヨウヨ。デモコースと反対側に歩き出すと、ただちに「どちらに行かれますか」と職務質問されるなど厳しい警戒態勢です。

抗議行動がここまで大きくなってきたのを見て、権力の側も運動の抑え込みに躍起になっているのだと直感しました。

議事堂正面の大通りを過ぎると、歩道いっぱいに人だかり。このあたりがデモ隊の最後尾のようです。

強くなった雨を傘や合羽で防ぎながらノロノロと歩くうち、やがてまったく前に進まなくなりました。すでに官邸前から参加者が数珠つなぎ状態です。

先週は官邸につながる議事堂南側の通りをある程度歩けたのですが、今週は財務省上交差点の手前でストップ。前回より参加者が増えたのか、傘で隊列が膨らんでいるのか、それとも警察の規制で前にすすめないのかわかりませんが、数万人規模の抗議行動になっていることは想像がつきます。

午後7時を過ぎても足踏み状態が続き、まさに牛歩のようです。それでも、あちらこちらから「再稼働反対」「原発なくせ」とシュプレヒコールが轟きわたります。

歩道の脇では、うたごえの集団が楽器を奏でながら参加者を励ましていました。定番の「We Shall Overcome」の演奏に続き、オリジナルらしき曲を披露。

「国じゅうの原発が/停まったけれど/停電にならない/電気は足りている」――こんなシンプルな歌なのに、再稼働に対して鋭い批判を突きつける楽しい曲です。私たちも繰り返し、繰り返し合唱しました。

「停まったけれど」の後に「ひとつ動いているけどね」と小声のコールが入ったのには爆笑でした。

陽が落ち、あたりが真っ暗になった頃、はるか先を行くデモ隊がドドッと進み始めました。どうやら議事堂南側の車道が開放されたようです。

このまま私たちも前にすすめるかと思いきや、依然として足踏み状態のまま。あとで知ったことですが、警官隊は首相官邸前の通りへの浸入を禁止するとともに、地下鉄の出口から外へ出ようとする参加者をも遮断していたとのこと。それほどまでに首相に国民の声が届くのを阻止したかったとは、情けない話ではありませんか。

歩道ばかりではなく、車道を行く車やオートバイからも「再稼働反対」のエールが送られてきました。

プラカードを掲げた2人乗りのこのカップルも、すごくカッコよかった。車道と歩道で心が通じ合いました。

結局、官邸前まではたどりつけませんでしたが、わが議員団と池内、そね両氏は最後まで意気軒昂。降りしきる雨もなんのその、デモ参加者と一体になってシュプレヒコールをあげ続けました。

主催者発表によれば、本日の参加者は15万人で先週を下回ったとのことですが、私の実感からすれば、抗議行動の勢いは確実に増しています。

7月16日に代々木公園で開かれる「さようなら原発10万人集会」の成功をはじめ、さらに声と運動を強め、政府に再稼働の撤回、原発ゼロの日本の実現を迫ってゆきたいと思います。