2012年1月20日(金) | 活動日誌
仮称西ヶ原外大跡地保育園新築計画説明会
わが母校、東京外国語大学の跡地に整備される新しい認可保育園の計画説明会が開かれました。昨年11月の説明会では計画概要がしめされましたが、今回は図面も配付され、より詳しい説明がおこなわれました。
区の担当者からの報告を受けた後は、質疑応答の時間となり、前回より活発な質問・意見が出されました。
地元自治会の役員からは「前回の説明会では自治会に連絡がなかったため、誰も参加できなかった。今回は回覧板で知ることができたが、区の掲示板を活用したり、自治会あてに直接連絡をもらうなど、周知の方法は再考してほしい」との要望。区側は「情報不足については申し訳なかった」とのべました。
また、女性の参加者からは「今回の説明会で出た意見や区の回答は、参加できなかった住民にも知らせてほしい」との意見が出されました。区側は「少し時間はかかるが、お知らせできるよう検討したい」と答えました。
「住民とともに」を標榜する北区。一方で、まちづくりの問題をはじめ、さまざまな課題において地域住民の声をどれだけ吸い上げているかは検討の余地がありそうです。年末から年明けにかけて実施されている何本ものパブリック・コメントについても、分厚い計画案などを閲覧して(またはダウンロードして)、こと細かくチェックし意見する区民は、そう多くありません。もっと意見が言いやすい形態も考えるべきではないでしょうか。
昨今は「選挙で選ばれたら何をしてもよい」という勘違いした“独裁”の論理も幅を利かせていますが、住民の声を何よりも大切にする姿勢こそ、民主主義の基本だと思います。
なお、外大跡地保育園は、今年4月に工事説明会をおこなった上で着工し、竣工は2013年2月。3月には開設準備に入り、4月からオープンの予定です。