2012年1月13日(金) | 活動日誌
赤羽公園の「大空の門」がリニューアル
今日、自転車で赤羽公園の脇を通ったら造形遊具「大空の門」の改修工事がちょうど終わり、足場の解体をおこなっているところでした。きれいに塗りなおされた「大空の門」が、ついに姿をあらわしました。
大空の門は、珍しいアーチ型の滑り台で、日本で現存するのは赤羽公園の1基のみです。一昨年暮れ、「老朽化し危険な遊具は撤去する」という区の方針に対して、利用者から「重要な文化財なので保存してほしい」と存続を求める声があげられてきました。
繰り返し開かれた区の遊具説明会では、私もこの遊具のルーツを明らかにするとともに、可能ならば改修して残すべきだと主張してきました。そして今年度、改修のための方針が決定し、今回のリニューアルとなったわけです。
下の写真は、1968年当時、赤羽公園が開園した時の大空の門です。今回の改修で、当時の姿にほぼ近くなりました。
残念ながら、老朽化のために滑り台としては使用できず、モニュメントとして残すことにはなりましたが、駅の西口から東口へと開けゆく赤羽のまちの象徴として建てられたという歴史的な遊具は、今後も公園の中で存在感を誇ることになりました。
あわせて、やはり撤去される予定だった幅広滑り台も、改修によって引き続き遊べるようになっています。毎日、子どもたちが楽しく遊んでいます。
自らの思い出とともに、子どもたちのためにがんばってくれた利用者、区民のみなさんに感謝したいと思います。