活動日誌

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区民生活委員会での論戦から

本日、区民生活委員会が開かれました。

日本共産党北区議員団からは、委員長として八巻直人議員が、委員として私が出席しました。

補正予算など所管事務調査

所管事務調査では、浮間のセレモニーホールに柩保管室を設置する区民斎場条例の一部改正条例と補正予算について質疑をおこないました。

徴税費の補正では、区民税の延滞金徴収のためのシステム改修についての予算がつきました。現在のシステムには、本税の納入が済んでいる延滞金(確定延滞金)が反映されていないので、職員が手書きで催告しているものを合理化するとの説明です。私は、払いたくても払えない人へのあたたかい対応を求めておきました。

戸籍住民基本台帳費の補正では、外国人登録を廃止し住民基本台帳への登録に変更したことにともない、区民事務所に外国語のできる人材を配置する予算がつきました。入管局で発行されるべき在留カードが発行されなかったなどのトラブルにより、窓口で複雑な対応が求められるケースがあることもわかりました。

商工振興費の補正では、観光ボランティアが着用するベストに、2020年東京オリンピック招致にむけたシンボルを印刷する予算がつきました。ロンドン五輪後の調査でも東京開催を望む声は半数程度であり、「東日本大震災からの復興を優先すべき」「開催を熱望する他の国に譲った方がよい」などの声もあることを紹介し、行き過ぎた招致キャンペーンは避けるべきと求めました。

消費税の増税中止を求める陳情は不採択に

陳情の審査では、東京土建北支部から出された「消費税の増税中止を求める意見書提出に関する件」について各会派からの態度が求められました。

自民党は「消費税は持続可能な社会保障の財源として重要」と不採択を表明。

公明党は「『政権交代後、経済政策の9割が実現できていない』といわれる現政権の無策から(消費税増税を)やらなければならなくなった。97年の5%への引き上げでは消費税以外の税収が下がったが、今回はそういうことがないようにしなければ」などとのべながら不採択を主張しました。

また、民主あすか区民クラブは「消費税には賛否さまざまあるが態度としては不採択」とし、みんなの党は「増税の前にやるべきことがある」と採択を主張しました。

私は「消費税増税は家計、営業、日本経済を破たんに追い込むもの。フランスでは緊縮派のサルコジ大統領が失脚、オランド政権に代わって(日本の消費税にあたる)付加価値税引き上げが撤回となり、富裕層や大企業への課税を強化することになった。日本でも『消費税に頼らない道』をめざすべき」と採択を主張しました。

採決の結果、陳情は不採択となりました。

報告事項

報告事項として6件の報告がありましたが、主なものを紹介します。

西が丘ふれあい館の一時休館は、エレベーター設置工事のため6ヵ月間利用を停止するというもの。昨年度の利用は、和室で954人、ホールでは約1200件となっており、利用者には代替施設の案内ができるよう準備しているとのこと。

ワンストップ納付相談は、区民税、国保・後期高齢保健料、介護保険料、保育料などのいっせい納付相談窓口を9月、12月、3月の休日に開設するものです。私は「ワンストップ」というなら、生活福祉課などとの連携で生活相談の窓口も同時に開設すべきと提案しました。