活動日誌

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北区日韓親善協会韓国ツアー記(その2)

第2日、2012麗水世界博覧会へ

2日目は、今回の旅のメインでもある「2012麗水世界博覧会」の観覧です。

海洋をテーマにして開かれている麗水万博には104ヵ国が参加し、この一大イベントを開催国の政府が直接管理・運営しているとのことです。

麗水市は全羅南道東南部の沿海部に位置し、その名の通り美しい水に囲まれた都市です。釜山からは、専用バスで片道約3時間の道のりということで、お昼前には到着の予定です。

コモドホテルでドラマの撮影

バイキングの朝食をすませ、バスに乗り込もうとしたところ、ホテルのロビーで何やら撮影がおこなわれていました。

カメラの前には女優とおぼしき美しい女性が2人。ドラマの撮影のようです。

後でガイドの劉さんに聞いたところ、やはりテレビで放映されているドラマの撮影とのこと。ビーチを舞台にした物語だそうですが、この時期、海岸のホテルでは人がごったがえしているため、室内での撮影だけは釜山コモドホテルでおこなっているということでした。

残念ながら、女優さんが誰かはわかりませんでした。

ハングルについて

釜山から麗水へは、高速道路をひたすら西へと走ります。途中、2ヵ所のサービスエリアでトイレ休憩をとると、劉さんから説明がありました。

車の中では特にすることもないので、この時間を利用してハングルの勉強に挑戦してみました。

まったくのにわか勉強なのですが、複雑怪奇なハングルも、母音と子音の組み合わせで(意味はわからなくとも)読むことができるらしいと知り、前の夜ホテルで手帳に基本の文字をメモしておきました。

目に入る看板を見ながら、kとaで「か」とか、bとuで「ぶ」とか、暗号を解読するように読み取り。これを何回か繰り返しているうちに、簡単な文字が読めるようになってきました。

最初のサービスエリアで休憩に入った時、建物にはこんな看板がかかっていました。

私なりに解読してみると、「ハム アン ヒュー クイ ソ」と読めます。そこで、ガイドの劉さんに聞いてみたら、「ハマン休憩所」と書いてあるとのこと。ハマンは「咸安」という地名だそうです。

どことなく漢字読みに似ているところもあり、韓国語が少し身近に感じられました。

いよいよ万博会場へ

そうこうしているうちに、麗水万博の会場に到着。ゲートの前はそれほど人が来ているようには見えませんでしたが、会場の中に入ると結構な人の入りです。

人気のパビリオンは、すでに1時間から3時間待ちだとか。

メインストリートのアーケードは、巨大なスクリーンになっていて、天井に川が流れているよう。見るものを圧倒します。

日本館だけは見て帰ろうということで先に入場整理券を受け取り、12時40分から13時の間に入館できるように備えました。

その間、レストランで食事。クーラーもあまり効いておらず、テーブルはすし詰め状態。思わず大学の生協食堂を思い出しましたが、汗をだくだくと流しながら昼食をいただくことにしました。

注文したのは、韓国の代表的なスープ料理、サムゲタン。15000ウォンで日本円なら1000円ほどですが、見ての通り、量と熱さがハンパでない。

鶏を丸ごと煮込んでおり、食べても食べても量が減らず、最後はもったいないと思いながらも途中でギブアップ。

帰り際、隣のテーブルでは韓国人のおばさんがペロリと完食しているのを見て、これまたびっくり。

食事の後は、少し会場内をぶらぶらしながら日本館への入場時刻を待ちました。

そして、入場整理券の時刻が来たので、さあ入館と思いきや、なおそこから行列に並び待つこと約10分。ようやく日本館に入ることができました。

「東日本大震災の際に世界中から寄せられた支援への感謝の気持ちを表すとともに、災害から立ち上がり、未来に向かって歩む日本の姿を世界に発信」するというコンセプトの日本館ですが、内容にはいささかがっかり。津波の本当の恐ろしさも伝わらないばかりか、被災した少年を主人公にした「絵本シアター」は安易な復興物語になっていて、日本の現実から乖離しているように思えました。

残りの時間は、各自の自由行動に。私は単独で会場内をひと回りすることにしました。

各国のパビリオンはすでに数時間待ちなのであきらめ、おみやげを買ったり、屋外でのパフォーマンスを眺めてまわりました。

10人ほどの人間が綱を引っ張って操作する、こんな巨大な人形に…

カラフルな衣装を着て会場内をパレードする一団。

たった一人でジャグリングを披露する女性も。

ハイテク時代の万博ということで、ご当地韓国の電機メーカー、SAMSUNG、HYUNDAI、LGなどのパビリオンも登場。このあたりはぜひ入ってみたかった。

帰りの集合時間が迫る中、待ち時間なしのパビリオンを発見。ナイジェリア館とイスラエル館でした。内容は、自国の民芸品などの展示が主で、ほのぼのとしたものでした。

午後3時、出口のゲートに集合すると、さすがの炎天下でみんなへろへろになっていました。逃げ込むようにバスに乗り込み、再び3時間かけて釜山のホテルに戻りました。

プルコギを食す

この日も夕食は、バスで釜山市内のレストランにくりだすことに。食卓に出されたのは、やはり韓国の伝統的な肉料理、プルコギ。

味付けした牛肉の上に野菜を散りばめ、火を通してグツグツしてきたら、サンチュに巻いて口の中へ。辛味噌をちょっと垂らして食べると、ほどよい刺激が体をくすぐります。

この日も大満足の宴(うたげ)でした。

釜山の夜景

釜山とはこれでいったんお別れとなるので、食後は何人かでホテルの周辺を歩いてみようということになりました。

土産屋に立ち寄ったりしながら、ホテル裏側の坂道を登り始めました。どこから見ても目立つ大きな建物なので、まさか見失うことはないだろうと高をくくっていたのが災いの元、行けども行けどもホテルが見えてきません。

これは困ったと通りすがりの韓国人の女性に道を尋ねると、「私に着いてきなさい」といって、てくてく歩きだしました。半信半疑で後に着き、坂を下り直して1本別の道に入ると、目の前がパッと開け、さんさんと輝くコモドホテルと、釜山の素晴らしい夜景が眼下に飛び込んできました。どうやら道をはずれて、かなり高いところまで登ってしまったようです。

怪我の功名とはまさにこのこと。女性にお礼をいって別れた後は、しばし目の前の夜景に酔いしれました。

こうして2日目が終わりました。