活動日誌

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震災から1年「さよなら原発in飛鳥山」

あの東日本大震災から、はや1年が経ちました。いっこうに進まない被災地の復興や福島第1原発事故の処理に、いらだちを覚えるのは私だけではないと思います。

そんな中で、北区では飛鳥山公園で「さよなら原発in飛鳥山」集会が開かれました。午前中はぐずついていた空も、午後にはさわやかに晴れ渡り、上着もいらないほどの気温となりました。

何でもよいから黄色いものを身に着けて参加しようとのよびかけに、わが「のの花くらぶ」(日本共産党志茂・赤羽地域女性後援会)も黄色い風船を用意。一生懸命にふくらませています。

他の地域からは、黄色い竜を掲げて参加する方もいました。よくできていますね。

午後1時40分に文化行事がスタート。青年劇場の女優さんによる一人芝居、そしてトロンボーンのファンファーレで集会の幕開けとなりました。

最初に、浪江町出身の被災者、門馬洋さんがあいさつ。震災と原発事故の後、たいへんな思いをして北区に避難し、無我夢中で過ごした1年を振り返った門馬さんは、「事故が起こる前から原発は危険だと反対運動をすすめてきたが、私たちの運動が弱く、こんなことになってしまって悔しい。絶対に再稼働は許さず、原発をなくすためにがんばろう」としめくくりました。

続いて、明治乳業争議団、ほくと医療生協の青年グループ、被爆者の代表が次々とあいさつし、原発ゼロにむけた決意を表明しました。

子どもを放射線から守る会の代表は、親子で登壇。小学生の娘さんは、自分で書いた作文をよみあげ、「大人はどうして子どもを守ってくれないのでしょうか。最大の敵は放射能です。でも多くの人がそのことに気づいていません。放射能のない社会にしてほしいです」と訴えました。

今回の集会は、よびかけ人である北区労連をはじめ区内の諸団体や個人、現職・前職の区議会議員などが集まって実行委員会を結成し、2ヵ月ほど前から準備をすすめてきたものです。日本共産党北区議員団は9人全員が、新社会党や、みんなの党の区議会議員も参加しました。

そねはじめ前都議と池内さおり衆院東京12区予定候補も参加しました。

震災が起きた午後2時46分には、参加者全員で1分間の黙とうを捧げました。

続いて、北区在住の講談師・神田香織さんからの集会成功に向けたメッセージが紹介されました。神田さんご自身は、伊方原発の再稼働を止めるために、徳島の集会に参加しているとのことでした。

集会の最後に、参加者全員で「ふるさと」を合唱。何十回と歌ったことのある歌なのに、「山は青きふるさと、水は清きふるさと」のところでは、思わず胸がつまってしまいました。

集会が終わり、いよいよパレードです。コースの関係上、飛鳥山公園からいったん王子三角公園へ移動。本集会で発言できなかった団体から1分間で決意表明を、とのリクエストがあり、「のの花くらぶ」も元気にアピールしてくれました。

パレードは三角公園から明治通りへ、映画館の角を曲がり柳田公園脇を通って王子警察署前、そして北本通りへと進む約20分間のコース。思い思いのプラカードやデコレーションをかかげ、「原発の再稼働は許さないぞ」「放射能を拡散させるな」「原発はいらない」と声をあげながら歩きました。

パレード終結点の三角公園では、パンダのぬいぐるみもお出迎え。

主催者側からは、集会には850人、パレードには500人が参加したと発表がありました。

今日一日は、全国でさまざまな行動がおこなわれたと思います。辛い思いを乗り越え、一日も早く被災地の復興、生活と生業の再建、原発事故の収束がはかられるよう、私も全力をあげる決意を新たにしました。

本日の集会、パレードに参加されたみなさん、本当にお疲れ様でした。