2013年12月19日(木) | 活動日誌
志茂86号線 東京都が2回目の説明会
現道の6m道路を20mに拡幅し、「延焼遮断帯」をつくるという、志茂1丁目の都市計画道路補助86号線。
本日、元気ぷらざで、志茂1丁目の住民を対象にした東京都による第2回目の説明会が開かれました。
今回の説明会は、前回10月29日に開かれた説明会が不十分だったとして志茂1丁目自治会から再度の開催要求が出され、実現したものです。
同じ内容で午後と夜の2回開かれた説明会には、あわせて百数十名の地元住民らが参加しました。
冒頭、八木自治会長から、この道路計画をめぐる動きについて経過報告がありました。
同じ説明くり返す東京都
びっくりしたのは都の都市整備局による説明です。
この間、近隣住民から新たな疑問や意見が多数出ているにもかかわらず、東京都は前回の説明会とほぼ同じ説明をスライドを使ってくり返すだけ。
住民の声に真摯に耳を傾けようとしない都の姿勢が浮き彫りになりました。
相次ぐ計画への反対意見
質疑応答では、
「一体この計画はどこで決まったのか。地域住民ぬきで都と区が勝手に決めたなら重大問題だ」
「どれくらいの延焼遮断効果があるか、資料ぐらい出して示すのが当たり前ではないのか」
「道路拡幅でなく木造住宅の耐震化などで燃え広がらない地域にすることはできるはず」
など、計画への反対意見が相次ぎました。
ある女性は「人生最後と思って家を建て替えた。今になって立ち退けとは何事か」と怒りをぶつけました。
この声に、東京都や北区が、どう答えるかが問われています。
「賛成も反対もしない。中立でいく」とする自治会の対応についても、参加者から「反対でまとめてほしい」との要望が出され、最後に自治会長が「役員会で検討する」と発言しました。