2013年1月24日(木) | デジタルライフ
クラウドサービスの落とし穴
みなさんは、パソコンで使うさまざまなデータを持ち運ぶ時、どこに保存しますか?
昔はフロッピーやCD-R、いまはUSBメモリでしょうか。私も最近まで、いつも使用するデータはUSBに入れて持ち歩いていました。
しかし、今はクラウドの時代。AdobeのCreative Cloudを導入してから、クラウドのストレージ――つまり、インターネット上の保存スペースにファイルを置き、ネットに繋がっているパソコンならいつでもどこでも取り出しが自由になる、というサービスを利用するようになりました。
自宅で作業してつくったファイルをクラウドに保存。区役所の議員団控室に行って、クラウドからファイルを引き出し編集、印刷。
データを持ち歩かずに、こんな作業の流れが可能になり、とても便利になりました。
ところが本日、ハプニングが。
昨日の夜3時過ぎまでかかってつくった区政レポートをクラウドに保存、朝一番で印刷して「しんぶん赤旗」の折り込みに間に合わせようと8時過ぎに区役所に到着しました。
控室のパソコンでファイルを取り出そうと、クラウドストレージにアクセスするものの、昨夜つくったファイルがない!
仕方なく車で自宅まで戻り、ファイルをUSBに保存してまた区役所へ。この間、往復で40分かかってしまいました。
かろうじて新聞折り込みには間に合いましたが、冷や汗ものでした。
あとで調べると、自宅のパソコンで保存したファイルがクラウドストレージにきちんと保存されておらず、他のパソコンからアクセスできなかったことがわかりました。
自宅パソコンを再起動するとファイルがクラウドに送られ問題解決となりましたが、クラウドとて万能ではないことをつくづく思い知らされた体験でした。
やはりネット上にファイルを置くということは、安全上の問題もあるし、今回のように取り出せない場合があると困る。
かといって、USBと2本立てというのも煩わしいし…。最低でも、クラウド上のデータのバックアップをとっておくことは必要でしょうね。
様子をみながら、もう少し時間をかけて検討してみたいと思います。