2013年1月4日(金) | 活動日誌
区民に寄りそう姿勢が感じられない
今日から仕事始め。今年も恒例となっている北区主催の「賀詞交歓会」が北とぴあで開かれ、参加しました。
ピアノとコーラスによる「北区のうた」と四季の唱歌メドレーが披露された後、花川区長が年頭にあたってのあいさつをおこないました。
毎年、賀詞交歓会での区長のあいさつは、区政運営の指針となるべき基調報告的な意味合いがあり、私たちも大いに注目しています。
昨年の総選挙で新しい政権が誕生しましたが、正直、政治が変わるという期待感はありません。
雇用や中小企業の経営も依然厳しく、日本経済の先行きは不透明なままです。
そんな時だからこそ、区民にとって一番身近な行政組織である北区が、区民の暮らしと営業をどう支えてくれるのかを大胆にしめしてほしかった。
しかし、花川区長の口から出てくるのは「税収も財調交付金も大きなのびは期待できず、厳しい財政状況が続く」「今後は事業の縮減や廃止も避けられない」「公共施設についても廃止や複合化などの見直しの検討が必要」などの言葉でした。
はっきり言って、区民に寄りそう姿勢は感じられず、区民サービスや公共施設はどんどん削ってゆくのだという宣言にしか聞こえませんでした。
結びは「経営改革『新5か年プラン』を絶え間なく推進してゆく」と、相変わらず破たんが明らかな北区版「構造改革」路線を継続するという表明。「官から民へ」のかけ声でおこなわれてきた規制緩和=民間参入のしくみづくりで、どれだけ官製ワーキングプアが広がり、区民サービスの低下を招いてきたか、まともな自己検討はありません。
区は「今年度末に財調基金(福祉などに使える積立金)が底をつく」などと危機感を煽ってきましたが、現在の財調基金残高は約88億円まで積み上がっています。北区の財政は、危機どころか堅調です。
こうした財政を活用して、区民の暮らしと営業を支える区政を実現させるため、今年も活発に論戦を繰り広げたいと思います。
第2部では、北とぴあ地下展示ホールで懇親会が開かれました。区内で活動する各界の代表の方々と新年のあいさつを交わしながら、今年の抱負をのべさせていただきました。
今年も一年、元気にがんばります。