2012年10月11日(木) | 活動日誌
北区地域防災計画改定についての公聴会
昨年の3.11東日本大震災をふまえ、検討がすすめられてきた北区地域防災計画の見直し作業。本日は北区議会第2委員会室で年度内の計画改定にむけた「関係者による公聴会」が開かれました。
北区は昨年度、6回にわたる「東日本大震災を踏まえた今後の災害対策のあり方検討会」を開催し、「提言」をまとめました。
今回の地域防災計画改定作業は、この「提言」を具体化する形ですすめられてきましたが、公聴会は、あり方検討会の委員に区議会各会派からの代表を加えた形で開催されました。日本共産党からは、さがらとしこ議員が出席しました。
最初に区側から「提言」を受けたこれまでの防災施策のとりくみついて報告があり、地域防災計画改定の作業状況が示されました。
計画改定の主な内容は
改定の主な対策内容については、「避難所開設・運営」「地域等におけるネットワークづくり」「災害時要援護者支援」「備蓄対策」「都市型水害対策」「情報伝達」「防災に関する組織・人材育成」などがあげられています。
その他、計画全体にわたって男女共同参画の視点がつらぬかれ、新たに放射線対策が盛り込まれることになりました。
要援護者支援に福祉避難所
高齢者や障がい者など災害時要援護者の避難体制の強化では、これまで「二次避難所」としていたものを「福祉避難所」へ改称し、位置づけを高めるとしています。
これは昨年来、日本共産党が被災地の視察をふまえて提起してきた対策で、具体的には昨年、ながいともこ議員が初質問でとりあげています。
今後、防災対策特別委で改定素案の概要を報告し、区長の「まちかどトーク」、パブリックコメントを実施の上、来年3月に計画が策定される予定です。