2012年10月7日(日) | 活動日誌
全国学童保育研究集会in埼玉
「ありがとう! あってよかった学童保育」をテーマに、昨日から2日間の日程で開かれている第47回全国学童保育研究集会in埼玉。今日は、集会2日目の分科会に、急きょ参加することにしました。
会場となった草加市の獨協大学までは、電車に乗るより車の方が早いと思い、小雨振る中、オートバイでひとっ走り。30分ほどで到着しました。
獨協大学といえば、約30年前に私が受験した大学の一つ。当時、郷里の愛知からどうしても東京に出たいと考え、この大学を受けたのです。結果的には第1志望の東京外国語大学に合格したわけですが、獨協大学にはそんな思い出があります。
さて、集会の受付に向かうと、すでに全国各地から来ているたくさんの参加者でごった返していました。
今回、私は北区でも浮上している児童館再編問題のことなどもあり、第6分科会「子どもの放課後のあり方、『全児童対策事業』・児童館と学童保育の課題」への参加を申し込みました。
分科会では、全児童対策事業として厚労省・文部省が推進している「放課後子どもプラン」の導入実態や問題点が広く交流されました。
私も、現在1校で「放課後子どもプラン」のモデル実施がおこなわれ、今後7年かけて38校全校での実施をめざすものの、25館ある児童館については乳幼児や中高生に特化する再編を急ごうとしている北区の実態を告発しました。
討論を通じて明らかになったことは、「全児童対策は学童保育の代わりにはならない」「今あらためて学童保育とは何かが問われている。原点に立ち返ろう」ということでした。
同じ分科会に東京からもたくさんの指導員、保護者らが参加しており、都内各地でも全児童対策をめぐって混乱や不安が広がっていることがわかりました。
この全国研究集会に参加したのは初めてでしたが、学童保育に関わる人たちの熱い想いに触れ、大いに元気づけられました。
閉会後にキャンパスに出ると、実行委員のみなさんがお見送りに。いっしょに参加した、さがらとしこ区議に記念写真を撮ってもらいました。
来年は桃太郎の国、岡山で開催するとのこと。学童保育のさらなる充実に向けて、全国での運動が前進することを願っています。