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赤羽岩淵中新築工事説明会

今年度から2年間かけての赤羽岩淵中学校の新築工事が始まるにあたって、本日、近隣への工事説明会が開かれました。

区の営繕課から約30分ほどスライドを使って新築工事の説明がありました。

これまでに出されていた完成予想の鳥瞰図(上図)に加え、今回は北東側およびアーケード側からの外観図が示されました。

新しい校舎の建設は待ち遠しいところですが、今回の説明会では近隣住民のみなさんからさまざまなご意見が出され、課題も多いことを実感しました。

日の出通りに面したグラウンド東側の仕様をどうするか

一番の問題は、住宅街と接することになる東側の境界線、つまり日の出通りに面した側の仕様をどうするかという点です。

これまでは通りに面した側には校舎が建っており、これがいわば近隣家屋との緩衝帯になっていました。

ところが、今回の図面では校舎は北側のアーケード沿いに建てられることになり、グラウンドと近隣家屋を遮断するものが何もなくなります。

そのため、この地域の住民のみなさんからは、グラウンドの砂ぼこり、生徒たちの声や楽器の練習などの音、夜間使用の際の照明、強い風などの影響を心配する意見が多数出されました。

とりわけ学校の西側に、現在赤羽では最高の高さとなる24階建てのマンションが建設され、住民のみなさんの話ではここに風や音が反射して、ストレートに住宅地まで届いてしまうとのことでした。

こうした声を受けていた区側は、その対策としてグラウンドと日の出通りを仕切るフェンスに4mの防砂ネットを張り、なおかつフェンスと生垣を併用して植栽を密に配置する案を示してきました。

しかし、住民側からは「これで砂や風が防げるとは思えない」「日の出通り側につくるとしている砂場はダイエー側に移動すべきだ」「フェンスは防音壁にしてほしい」「夜の6時30分から9時30分とされている夜間の校庭開放の時間を短縮してもらいたい」などの声が相次ぎました。

最後は区側も「あらためて計画を再検討し、住民側との交渉の場を持ちたい」と回答しました。

なんとか双方が合意できる解決策が見つかるよう、私も努力したいと思います。