2012年6月17日(日) | 活動日誌
赤羽消防団の消防操法大会を見学
赤羽小学校の校庭で開かれた赤羽消防団の消防操法大会を見学しました。
消防操法大会とは、日頃から訓練をおこなっている消防団のみなさんが、その消火スキルを分団ごとのチームに分かれて競う競技会です。
赤羽では担当地域ごとに、第1分団から第7分団まで7つの消防団があります。昨年の優勝は第3分団でした。優勝旗が返還され、審査上の注意が伝えられた後、さっそく消防操法が始まりました。
各分団ごとに指揮者と、1番員から4番員までの5人1組で競技をおこないます。
スタートの合図とともに、発電機をまわしポンプ車を手際よく動かします。チームの息が合わず、もたもたしていると容赦なく減点されます。
ホースを担いで走るのは1番員。その後ろから、2番員が延長用のホースを持って続きます。
ホースとホースを繋げているうちに、ポンプ車からは水が送られてきます。準備が整わないうちに水が近づいてこないかとハラハラしたりします。
そして、燃えている目標物(訓練なので「火」と書いたプレートですが)に向けて放水。見事に消火に成功です。
この後、ホースをもう1本追加して、さらに先にある目標物にも放水します。ホースを運ぶのは2番員の役目。2番員はポンプ車とホースの先端を持つ1番員との間を行ったり来たりするので、結構体力が要ります。
各分団の操法は「特別区消防団可搬ポンプ操法」の審査基準により、士気、規律の状況、迅速な行動(タイム)、確実な操法、機器の取扱技術、安全管理などについて審査され、減点方式で点数がつけられます。
今回の結果は、ご覧の通り。
前回優勝の第3分団(志茂1~5丁目担当)は、1点差で惜しくも2位。優勝したのは、これまで毎回下位低迷に甘んじていた第2分団(神谷1~3丁目担当)でした。
わが岩淵町などを担当する第5分団は、第3位の成績でした。
3.11東日本大震災以降、首都圏での大地震の危険も高まっており、地域の消防団の存在はいっそう重要になっています。操法大会で競い合った技とチームワークを、いざという時にこそしっかり発揮してもらえるよう、さらに訓練に励んでもらいたいと思います。