2012年6月10日(日) | 活動日誌
市民のアイデアとパワーが満載の「おちゃのこ祭祭」
昨日から2日間の日程で開かれている「おちゃのこ祭祭2012」を見学してきました。
おちゃのこ祭祭は、北区の市民活動推進機構と社会福祉協議会が主催で毎年おこなっているお祭りで、滝野川会館全館を会場にして区内で活動するさまざまな市民団体が展示・体験コーナーを出店します。
1階ホールでは、ちょうどフラダンスのステージがおこなわれていました。
東京ほくと医療生協や双友会(北区原爆被害者の会)、北区男女共同参画推進ネットワークなど日頃からお世話になっている団体のブースを回り、話をしたり買い物をしたり。健康医楽研究会の部屋では、マッサージとカイロブラクティックでしっかり40分間、体をほぐしてもらいました。
城北演劇を観る会の部屋を訪ねると、これまで上演した演劇のポスターがずらり。5年来のお付き合いですが、2ヵ月に1度の公演は観られたり観られなかったり。感動した作品や絶対に観たかったのに見逃した作品など、ポスターを眺めながらしばし感慨にふけっていました。
と、その中に、先日6月4日におこなわれた公演、劇団文化座の「てけれっつのぱ」のポスターを発見。これは結構、面白かった。
時は明治初期、東京と小樽を舞台に、さまざまな事情を隠し持つ3人の女性が織りなす人間模様。謎解きのようなストーリー展開と、大立ち回りの殺陣も見どころとなって最後まで飽きさせない芝居となっていました。
自分の思い通りに事を運ばせようとする権力者の男と、それに従わず反発する女たち。文明開化を時代背景に、自立をめざす女性の生きざまに深く共感されられます。
とりわけ男の妾となった女性を助ける女中、おセキを演じた佐々木愛さんの存在感が抜群。これぞ女優、という演技を見せてくれました。男の妻を演じた有賀ひろみさんの「怪演」も見事でした。
北とぴあ・さくらホールという広い会場ではありましたが、脇役の役者さんのセリフが聞き取りづらかったのが難点。表題となった「てけれっつのぱ」という呪文の意味も、最後までわからずじまいでした。
というわけで、おちゃのこ祭祭で充実した時間を過ごし、おみやげに、ちらし寿し、スパゲッティ、あんずのお菓子などを買い込んで帰宅しました。