2012年4月1日(日) | 活動日誌
昔の仲間と外語大跡地を見学
西ヶ原4丁目にあったわが母校、東京外国語大学が2000年に府中に移転して、早12年の時が経ちます。1980年代にともに学生時代を過ごした仲間から「外大跡地がどうなっているか知りたい」との連絡を受け、私が案内役となっての跡地見学会が開かれることになりました。
メーリングリストで情報が広がり、今日はなんと20人が参加しての大見学会&同窓会となりました。はるばる新潟からお越しいただいた方から、ベトナムから家族を連れて帰国したばかりの同級生、病気のため車いすで参加してくれた仲間など、懐かしい面々がそろいました。中には大学卒業以来の再会となる人もいて、いやがうえにも話は盛り上がりました。
さて、昔の外大キャンパスはというと、だいたいこのような感じでした。
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そして、2003年に策定された跡地利用計画がこちら。国有地をいったんUR都市機構が買い上げ、そのうちの一部を北区が取得し、福祉施設や公園、外大イメージ継承施設を整備するというものでした。
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かくして、08年5月には特別養護老人ホームの飛鳥晴山苑がオープン、10年4月には広大な西ヶ原みんなの公園が開園しました。
すでに昔のキャンパスの面影はまったく残っていませんが、地図を見比べながら「ここには体育館があったよね」「この辺に裏門があって、よく乗り越えて大学に入ったっけ」などと会話が弾みました。
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残念なのは、外大イメージ継承施設の建設がご破算となってしまったこと。私も議会でいろいろと提案をしたのですが、構想がまとまらず、待機児解消のために保育園用地に転用されてしまったのです。来年4月には、新しい区立認可保育園の西ヶ原南保育園がオープンする予定です。
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学内だった敷地をひと回りした後、駒込駅へと続く西ヶ原銀座、染井銀座、霜降銀座をぶらぶらと歩くことに。当時住んでいたアパートが今も存在していることに驚くAさん。そういえば、あの頃、Aさんのアパートにしばしばおじゃまし、夜を徹しておしゃべりしたことを思い出しました。
華やかだった西ヶ原銀座は、見る影もなく普通の路地裏と化していました。時が経ち、日本経済が疲弊していることを実感。
予定より早く同窓会場に着きそうだったため、時間つぶしに六義園を見学することに。コミュニティバスで1駅乗ったら駒込駅。歩いてすぐのところに入口がありました。
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ずっと地元に暮らしていますが、私は六義園の中に入るのが初めてでした。桜の季節ということで、ライトアップもあるとのこと。なるほど、しだれ桜が見事でした。開花にはまだちょっと早い感じでしたが。
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5代将軍徳川綱吉の側用人、柳沢吉保が自らの下屋敷として造営したという庭園は見応えあり。時間があれば、じっくりと広い庭園内を歩いてみたいものです。
六義園を後にし、駒込の居酒屋で同窓会をおこないました。私が大学に入学した年から数えて、今年がちょうど30年目。そんな時が経ったことも忘れるほど、昔と同じ調子で仲間たちと酒を酌み交わしました。大学のキャンパスはなくなっても、友と思い出は消えることはありません。久々に青春の血が騒いだ夜でした。
参加者のみなさん、本当にお疲れ様でした。