2012年3月10日(土) | 活動日誌
十条富士見中学校内覧会
4月からの新年度にあわせて開校となる十条富士見中学校の内覧会に行ってきました。
「豊かな心と体をはぐくむ空間」をコンセプトに、「伸び伸びとした広がりのある学校づくり」「『やる気』に応える学校づくり」「周辺地域と調和のとれた学校づくり」の整備方針にそって建てられた新校舎。旧十条中学校の広い空間と歴史ある赤レンガ塀を生かした立派な教育施設となりました。
広い正門から校内へ入ると、左手が校舎棟、右手がスポーツ棟となっています。そして、こちらが校舎棟のエントランス。
校舎棟の1階は、中庭を囲んですべてが図書館、パソコン室、技術室、ランチルームなどの特別教室となっています。こちらは理科室。
そして、こちらが家庭科室です。一般利用で貸し出しすれば、「お料理教室」も十分できそうです。
2階から4階までは普通教室です。どこからでも見やすい湾曲した上下可動の黒板や、赤外線・熱を遮断するLow-eガラスを使用した窓など細かい工夫が施され、落ち着いた雰囲気の教室となっています。
渡り廊下で反対側のスポーツ棟へ。天井が高く開放的な体育館は、国体でも使用できる広さをもち、いざという時には避難所としての役割を果たします。当然、地区体育館として地域開放利用も考慮しています。
スポーツ棟にはこのほか、屋外プールや武道場も整備されています。プールの水は災害時、消防水利、マンホールトイレ用水として活用できるようになっているそうです。
続いて、校舎棟へと戻り、職員室へ。壁には学校内の主要な場所が見渡せる監視モニターがすでに作動していました。いまどきの学校では、セキュリティーにも十分な配慮がなされているようです。
北区ではこの間、小中学校の改築が毎年のようにおこなわれています。ご案内いただいた営繕課長のお話では、一つ建てるたびに新たな改善が図られていくそうです。
たとえば、階段の壁にはこの通り切り込みが入っています。これは、上ってくる生徒と下ってくる生徒が衝突しないよう、見通しをよくするための工夫とのこと。私の地元となる赤羽岩淵中学校の新築工事も、いよいよ新年度から始まり、2014年春の開校をめざすことになります。その頃には、さらにグレードアップした学校ができあがることでしょう。
それにしても、私が学んだ中学校のことを思い返しながら、あまりの教育環境の違いに時の進んだことを実感させられました。
よりよい環境で、よりよい人材が育ってゆくことを、願ってやみません。