2012年3月2日(金) | 活動日誌
東京北社会保険病院の増床計画をヒアリング
医療危機が叫ばれる昨今ですが、北区の医療の中核を担う東京北社会保険病院が増床計画を発表したということで、そねはじめ前都議、さがらとしこ区議、本田正則区議、ながいともこ区議とともに、病院にうかがい、お話を聞いてきました。
初めに、施設長の塩津先生からスライドを使って計画について説明を受けました。
今回予定しているのは63床の増床と手術室など施設の改修。病院側としては100床程度の増床を計画していたのですが、都内の病院のベッド数は、地域ごとに基準が決められており、区西北部保険医療圏(北区、板橋区、練馬区、豊島区)の中では63床までしか許可されなかったそうです。
整備の具体的中身については、
- NICU(新生児治療室)、GCU(継続保育室)の整備(9床)
- ICU(集中治療室)、CCU(心疾患集中治療室)の整備(6床)
- 分娩室の増室など周産期の充実
- 検診センターを新棟に移動し、同フロアを救急室として拡張
- 災害対策として、臨時病棟として使用できる講堂・会議室の整備
- 一般病棟の2単位増床・手術室の増室(5室→6室)
- 病児病後児保育スペースの確保
- レストラン再開、コンビニ拡張などアメニティの充実
などとなっています。
また、これにあわせて看護師も61名を新たに採用、診療科目も増加を予定しているとのこと。下が完成予想図で、左側手前の青っぽい病棟が、増築となる建物です。
説明後の懇談では、率直な意見交換をおこない、北区の全高齢者実態把握調査や「長生きするなら北区が一番」専門研究会報告書にもとづく医療介護連携のとりくみなども紹介させていただきました。
竣工は3年後としているそうですが、区民の命の砦として、役割を発揮していただくことを期待しています。