2012年1月12日(木) | 活動日誌
北区青少年問題協議会青少年育成部会に出席
表題の通り、青少年の健全育成にむけた会合があり、区議会健康福祉委員会副委員長として出席しました。
主な議題は、平成24年度北区青少年健全育成活動基本方針(案)の審査です。事務局から、A4で20ページにわたる基本方針(案)の概要について説明があり、意見・質問を求められました。私は、以下の2点について発言しました。
福島第一原発事故が子どもたちに与える影響について
「青少年の現状と課題」の章では、昨年の大震災をうけて、以下のように叙述されています。
私は、この部分に、福島第一原発事故の影響を加えるべきだと主張しました。
原発事故によって放出された放射線は、事故現場周辺のみならず、関東地方やここ北区にも大きな影響を及ぼしています。外部被ばくとともに、給食など食物から体内に放射性物質をとりこむ内部被ばくの危険も心配されています。
今後の青少年の育成を考える場合、大震災とともに原発事故の影響は避けて通ることができない問題だと思います。
志茂子ども交流館の位置づけについて
「推進項目と推進内容」の章では、具体的な方針がのべられています。その中で「異年齢交流の促進」という項目があり、次のように記述されています。
異年齢交流というならば、志茂子ども交流館の出番です。子どもからお年寄りまで、だれもが交流できる北区初の施設として整備したのが同館。私も、志茂まちづくり協議会で建設にずっと関わってきました。
2009年4月に開館して以来の、約3年間の実績をふまえ、児童館や保育園とともに志茂子ども交流館を異年齢交流促進の拠点に位置づけるよう要望しました。
私の意見は、2月10日に開かれる青少年問題協議会(総会)にむけ、基本方針(案)の修正点として事務局で検討していただくことになりました。
「体罰」をめぐって
専門部会では、ある委員から「最近は学校でも、先生があまり子どもを叱らなくなった。いうことを聞かない子にちょっと手を出したりすると、親からものすごいクレームがくる。こういう風潮はいかがなものか。厳罰も時には必要ではないか」との発言がありました。これに対して「地域で野球を教えているが、『2回同じことを言ってもわからない子どもは引っ叩きますよ』と保護者に断って指導している」などと返す委員の方もいて、いったいここはどこの会合かと耳を疑ってしまいました。
私は「教育は、子どもの理解と納得を通じてこそおこなわれるべき」と意見しましたが、軍隊ならともかく「言ってもわからないなら体でわからせよう」などというのは、家畜と同じです。体罰は、教育現場に断じて持ち込ませてはならないと思います。