活動日誌

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金曜夜の抗議行動、怒りの声は衰えず

今週もやってきた金曜の夜。原発再稼働に反対する抗議行動は、今日も官邸前でおこなわれます。

定例の議員団会議が終わると、あいにくの雨も小降りになってきたので、急いで地下鉄に乗り込みました。

例によって永田町駅で下車。国会議事堂をぐるっと回るいつものコースを進みますが、すでに「警戒強化中」の立て看板が。警察官も行く先々でにらみを利かせていて、気分のよいものではありません。

今日は先週より少し早く現場に到着したので、国会議事堂正門前くらいまでは進めるかと思いきや、すでに正門のずいぶん手前で長蛇の列となっていました。

しばらくは立ち止まりながらスタッフの先導で「再稼働反対」「原発いらない」「子どもを守れ」のシュプレヒコール。

私も、16日の「さようなら原発10万人集会」に向けて作った自作のうちわを掲げて声をあげました。

デモ隊が少しずつ前に進み、議事堂正門が見えてきました。今日もしっかり警官隊がバリケードを張っています。

このあたりまで来ると、正門前のスピーチエリアでおこなっている参加者のスピーチも耳に届くようになってきました。

ちょうど日本共産党の紙智子参院議員がマイクを握っているところでしたが、この怒りの行動は全国に広がっていると訴え、紙さんの地元、北海道でもこの瞬間、官邸前に呼応した抗議行動がおこなわれていることを紹介していました。

スピーチはルールさえ守れば誰でも参加できるということで、続いては15歳の男の子が登場。「野田首相に言いたい。僕たちの未来を原発でダメにしないで下さい。こんなに危険だとわかっている原発をなぜ再稼働させるのですか。野田首相、あなたはそれでも本当に日本の首相、というか、本当に人間ですか?」と15歳とは思えない突っ込み。

そこですかさず、私の隣にいた小学生が「どじょうだよ」と答えたのには、思わず笑ってしまいました。

夜8時の終了時間まで、シュプレヒコールは長く長く続きます。

「子どもを守れ」というコールは定番ですが、そのあとに「大人が守れ」というコールが流れたのは今回が初めてか。子どもを危険にさらして守ろうとしない野田首相への、痛烈な一撃です。

最初は「音」だといっていた野田首相は、ようやく「声が届いている」と記者団に語るようになりました。そうであるならば、こうして抗議をしている国民の怒りの声に、正面から答えるべきではないでしょうか。

行動終了の直後に、同じ北区から参加していた前野さんとばったりでくわしました。

現在、日本共産党文化後援会の事務局長をつとめる前野さんは、すばらしい自作のポスターを掲げて参加。さすが元デザイン会社勤務だけあって、アピール力抜群です。

来週は金曜日の行動がないかわりに、29日の日曜日に国会包囲大行動をおこなうとのこと。残念ながら、この日は参加できませんが、「原発なくせ」の声をさらに強く大きくするため、力をつくします。