活動日誌

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代々木公園「さようなら原発10万人集会」に17万人

晴れ渡る空、真夏の日差し。今日は、代々木公園で歴史を変える「さようなら原発10万人集会」が開催される日です。

集会が始まるのは正午からですが、10時30分には赤羽駅東口に集合。日本共産党志茂・赤羽後援会のみなさんといっしょに出発しました。

混雑が予想されるため通常下車するJR原宿駅は避けて、小田急線の代々木八幡駅から会場をめざすことに。ところが、この時間でも代々木八幡の改札前は全国からの参加者でごったがえしていました。

井の頭通りから公園に近づくにつれ、参加者が膨れ上がってきます。

交差点を横断するのにも、2回ほど信号が変わるのを待たなければなりません。この状況では、原宿側から来ていたらもっと大変なことになっていたでしょう。

狭い歩道をのろのろと歩いていると、土手の上から参加者を歓迎する歌声が。

そこにいたのは先々週の金曜夜、首相官邸前で反原発ソングを歌っていた人たちではありませんか。手にしている歌詞カードはやはり「電気は足りている」の歌でした。

駅から20分ほどかかって、やっと公園内に入ることができました。第1ステージの球技場、第2ステージの野外音楽堂の外まで、すでにあふれんばかりの人、人、人…。

「東京北区」の旗を探しましたが見つからず、とりあえず第1ステージ内に入ることに。炎天下のために、わずかな木陰はすでに人でいっぱい。暑さはがまんすることにして、ステージを正面に見られる最後列の芝生に陣取りました。

正午を過ぎて、いよいよ小室等さんのオープニングライブで幕開けです。永六輔さんも飛び入りで応援に。その間も、会場はどんどん人で埋め尽くされてゆきます。

12時55分から、講談師の神田香織さんの司会でメイン企画が始まりまりました。

鎌田慧さん、内橋克人さん、大江健三郎さん、澤地久枝さん、90歳になられた瀬戸内寂聴さんなど、呼びかけ人の方々が次々と登壇し、あいさつ。

元YMOの坂本龍一さんが登場すると、ひときわ大きな拍手が会場を包みました。「フクシマのあとに沈黙しているのは野蛮だ」という結びの言葉が胸に響きました。

落合恵子さんは、ここに集まった人の声こそ「民意」だと喝破。「たたかうことを人間の誇り」にして反原発の声をあげ続けたいと訴えました。

この頃になると、右も左も人ばかり。立錐の余地なしとは、まさにこのことか。いったいどれだけの人が集会に集まっているのでしょうか。

この第1ステージ脇には、NHK放送センターがそびえ立っています。

「公共放送」とは名ばかりで、これまで原発反対の運動をまともに報道してこなかったNHK。今日こそは、この目の前で起きている最大規模の集会を、全国に正しく伝えてほしいものです。

福井や福島からの発言を受けて、あっという間にメインプログラムは終了。これから新宿、渋谷、原宿と3つのコースに分かれてパレードが出発することになりますが、ステージではフライング・ダッチマンのライブが始まりました。

原発への怒りをとうとうとラップにのせて歌い上げる「ヒューマン・エラー」という曲は、Twitterやfacebook上で大ブレイクしました。ライブでも大いに盛り上がりました。

パレードは新宿コースを選択。東京は一番最後の出発となりますが、夕方の予定があるため一足先に先頭集団にまぎれこむことに。地方のみなさんといっしょに声をあげながら歩きました。

シュプレヒコールを聞きつけて、どこからか出てきた外国人の人たち。パレードに向かって笑顔で声をかけ、手を振ってくれました。

沿道からの声援も大きな励みとなり、新宿西口の中央公園まで歩き通すことができました。

解散地点ではなんと、集会の様子を伝える「しんぶん赤旗」号外が、早くも参加者に配られていました。

こちらの空撮写真は、今回の集会を企画した広瀬隆さんの意向により提供されたもの。上空から見ると、そのすごさがリアルに実感できます。

10万人のよびかけに対し、17万人(主催者発表)が集った今回の集会。官邸前の抗議行動とともに、「原発なくせ」の運動は確実に新たな段階に入ったと実感します。

この怒りの声を、政治を変える力にするため、さらにがんばってゆく決意です。